Wednesday, November 24, 2010

今さらNOFX!?



私の青春の1ページを共にしてきたメロコアパンクバンド、NOFX。アメリカにはあまり流行がないせいか(それとも年のせい?)いまでもたまに聞いてます。昔は歌詞の意味など全く理解せず、リズムだけを楽しんでた私ですが、歌詞も分かってくると”彼らよく考えてんな!”と思う訳です。まあパンクなんでブラック的な要素が凄く多いのですが、どちらかというと誰かのライフスタイルを風刺したような歌詞が多いです。



例えば彼らの名曲、The Longest Lineはコカイン依存症の1人の人生を比喩した歌で、簡単に説明すると自分にはツキがなく不幸な人生で、「私はいつもその一番長い線(コカインを吸引するときに作る線の事)の最後にいるでしょう」とリピートしてます。”At the end of the longest line That's where I will always be~の箇所”。でも別に歌詞にコカインなど一切触れていません。



その他にRibbedというアルバムにNew Boobsという歌がありますが、それは1人の女性が自分に魅力がないのはおっぱいが小さいせいだと思い、シリコンを入れます。その後は魅力的な女になりどこへ行くにも男からモテまくるようになりますが、「私になぜ彼氏ができないのは、知り合ってエッチをした後なぜかみんな姿を消す、それにもう耐えられない」と嘆いてる歌詞なんです。”The reason why I can't find a mate Guys I meet ejaculate Then leave through the door, I can't take anymore~”の箇所。

あと同じアルバムのCheese, Where's My Sliceについては「I want more than equal rights I want everything for free~!」とリピートしてますが、それは「私は平等よりもっと欲しい、全部タダでもらいたい」と歌ってるトンデモナイ歌詞です。NOFXはどちらかというとかなりのリベラル派なので少しは理解できますがちょっとそれは行き過ぎかと・・(汗)



その他、Punk In Drublicというアルバムについても、最初のPとDrを入れ替えてみると”Drunk in Public”ドランク イン パブリック、いわゆる「公共の場所で酔っぱらう」という事になる訳です。ハイ。



最後にもう1つのアルバム、White Trash, Two Heebs and a BeanについてはNOFXは1人の白人と2人のユダヤ人、もう1人のメキシコ人のバンドメンバーで構成されてる訳ですが、それらの人種を差別する用語でたとえており、英語圏では凄くタブーな言葉なのです。

どれもこれも悪ふざけが多すぎますが、別にそれらをいいとか勧めてる訳でもなく、ただ単にいま現代社会における誰かが抱えている問題として受け止め、それをどう取るかは個人次第という事ですかね。そういう歌詞を暗くヘビーに歌わずに、軽くメロディックかつポップに歌うスタイルもこのバンドの魅力だと思います。最近のNOFXはもっとシリアスな政治的批判が多いです。まあ英語の勉強として上記で説明したことを踏まえて再度聞いてみて下さいw もっと音楽を楽しむ事が出来ると思います。

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