Friday, April 3, 2009

ミサイル防衛



むかし僕は軍事産業に従事していたこともあり、いまの北朝鮮の動きには注目せざるをえません。過去にも日本海と日本を越えて太平洋にミサイルを撃ち放ちました。その殆どの目的は北朝鮮国民にその偉大さを見せつけて「自国はこんなに強いんだ!」と思わせて国民をまとめる為にすぎません。ですが社会主義国家の為、「でも核って一体何?」とそれすら知らない人も大勢いるらしい。

ここで興味深い話しを1つ。モチロン日本国民は北朝鮮のこういった行動に腹が立つでしょう。僕もそうです。ですが、日本の内閣の一部の人達は、「もっとやれ」と思ってる人もいるそうで。もちろん国民の反発を食らうのでそう言う事は公言しませんが。それはなぜかというとこれはチェスと一緒でミサイルが打ち込まれる度に内閣では「それじゃあイージス艦をもう1隻注文しましょう」とか「パトリオットミサイルの設置場所を3ヶ所増やしましょう」など軍備拡張を正当化出来るからです。太平洋戦争敗戦後、日本は中国など近隣諸国に少しでも軍備拡張する度に「日本はまた戦争するつもりか!!」「全然反省してない」などボロクソ言われたりしますね。ですがミサイルが打ち込まれる度に軍備拡張する口実が出来る訳であって、全世界もそれに納得するのです。その北朝鮮の動きに1番腹を立ててるのが中国と韓国。「よけいな事をしやがって」と思う訳です。ハイ

そこで注意しなければいけないのは日本の右翼の動きです。本当の右翼はいまは少ないですが、ここで反北朝鮮みたいな動き、例えばいたずらなどあれば、面倒くさくなるんです。それはその言動について北朝鮮がつっこんでくるからです。

パトリオットミサイルは”Phased Array Tracking and Intercept Of Target"の頭文字をとって"Patriot = 愛国者”。アメリカの軍事産業ではこういった略が多いのです。北朝鮮の主張はミサイル実験ではなくて衛星を打ち上げる為らしいですが、どちらにしろ日本には何も落として欲しくないです。パトリオットミサイルは弾道ミサイルをミサイルで撃ち落とすんですが、飛んでるゴルフボールを針で撃ち落とすようなものらしく、命中率は100%ではないのです。2年前に行われたアメリカとの共同演習では成功しています。その経験をいかして万が一の場合は実戦して欲しいものです。

2 comments:

  1. へえー勉強になったでよー。
    軍産複合体ってのを小さい頃誰かに教えてもらったけど政治家でそんな腹黒いのがいるとどうしようもないね。国や人の安全に関わること全てから「利益」の概念が排除されない限り、正しい決断はされないし世の中が平穏になるわけない。被爆都市広島が64年間主張してきた平和な世界の実現ってのは絶対ありえないと思うしかないんだろうかね。
    ノースコリアは国の繁栄と近代化の為にいっその事、チャイナみたいに自由化してもいいのでは。金氏は国民の為に病に倒れても闘う本当に素晴らしい人だと思うから、自由化しても外からの影響なんて受けずに国民は必ず彼の指導に付いていくと思うのね。

    ReplyDelete
  2. >Miwaさん、
    なんといっても平和が一番!たぶん金氏の周りにも甘い蜜を吸ってる悪いお役人がいて自由化したらいろんな不都合な事があるのでしょう。

    ReplyDelete